latfiheの断面図

考えごとの成果を書きます。

普通にブログ(3)

あんまり読んで面白そうなできごとはなかったので間があきましたが、ブログを続けます。

人は鏡といいまして

遊ぶ予定がいろいろあり、人と会う機会が多めでした。こういう状況だと「高まった」というか緊張したというか、そういう状態になるようです。人と会うことは自分の姿を見つめることでもあり、自分の能力の限界に直面するときでもあります。

ゲームをやっています

こういう状態だと趣味の好みも変わり*1、しばらくやっていなかったゲームをよくやるようになっています。東方とかオセロとか。

就職面接

これがあったのでブログを書く気になりました。こういうことを言って落ちたら恥ずかしいですが、通す前提の質問が多かった気がします。「ここで働く場合にはこういう仕事がありますが知っていましたか?/やってくれますか?/よろしくお願いします。」みたいなことです。3つめは質問になってすらいません。仕事内容を全然知らないくらいほとんど調べていない人はふるい落とされるのかもしれません。

帰りにその町の美術館に行きました。前から見たいと思っていた下村良之介の作品がありラッキーでした。放置された骨のような、ちぎれた布のような質感の絵を描く人です。和紙を貼って作っているそうです。

*1:例えば留学中などは綺麗な景色の写真や絵を眺めるなどが気分にマッチしていました。強めのお酒を飲むのもこちら側に分類される気が少しします。

普通にブログ(2)

忙しいらしい

学会と就職関連の締め切りが今月末にあり、忙しいみたいです。みたいですというのは、仕事がたくさんあっても一日に数時間働いたらもうシャットダウンになってしまう体質なので、結局普通程度の働きしかしていないことからくる体感です。ポスドクのやつはどうせ通らないと思うので、まあ義理を通すためにやっています。ここで真面目にやればあと好きにやっていい雰囲気になるだろうという期待です。

にしても近い時期に締め切りが集まりすぎていて、どれも全力を尽くしていない感じがするという気持ち悪さはあります。最近サークルの同期と話したところ、こういうのは一生の仕事が決まっていないことから来るものであるみたいなことを言われたので、まあそうなのかなあと思いつつ、僕に一生の仕事が決まる日なんて来るのかしらという疑いもありつつ。

仕事続くんだろうか

作るものがたくさんあるので先生と相談する機会が多いんですが、すぐストレスになってしまって困ります。留学中の記事でも書いたことで、メールを開くのを怖がってしまう場面が多いのでスムーズに行かない感じがあります。

それでもまあ今年で研究ばかりする役回りも終わりだしな*1と考えることで我慢の助けにしているのですが、こうやって「この立場にあるのも今回だけだから…」に頼っていると、一生定職を定められない、仕事続かない人間になってしまうのではないかという不安があります。これまでにも大学の部活と最初のアルバイトをさっくり辞めてきていて、研究の道もやめるとなると、*2これが癖になってしまうことは大いに考えられます。まあ仕方ないか。周りの人に尊敬されるのも今年までなのかなと思っています。周囲に尊敬されないと生きていけない奴になるのはあまりにも恥ずかしいので、尊敬されないならそれでいいと思います。

学生部屋の人と割と仲良くなってきた

一方、学会準備などで割と学生部屋にいる時間が長いので、同じ部屋の人との間の人間関係が深まってきた感じがあります。そんな抽象的な言い方をする必要はなくて、挨拶の声量が出るようになってきたとか、二人の間で行われている会話に三人目として口を挟む度胸が持てるようになってきたなどのことが起こっています。そしてこれは僕だけのことではなくて、部屋の人々の間でせーのでお互いに対して心を開きつつある感じがあります。そんなもんなのでしょうか。とにかくこれはうれしいことです。やっぱりお互いに心を開くには2~3年必要なんだなと思います。僕は毎回それくらいかかっています。どれくらいかかったっていいんです。

*1:ポスドクをやるとそれが続くんですが、そのつもりはありません。

*2:そしてそのどれも辞めることによって気分よくなっていることも考え合わせると

普通にブログ(1)

始まってしまった就活

終わりです。学部三、四年生のころ、身の回りの人が就活をしている時代には、働かないと生きていけないという生命のあり方に憤っていたりしたのですが、今はなんというか、乾いてしまいました。*1遠い未来に特に明るいものは見えなくても、暮らし向きの短期的な浮き沈みの「浮き」の部分だけで、なんとなく生きて行ってしまうんだろうなと思います。*2

とはいえ、やっていることは公募書類を書いているだけであり、過去にやったこともあって、別につらくはありません。どんな土地で働くのがいいんだろうと月並みなことを考えています。どうせなら遠くに行って知らない人の間で、もっと普通の人として暮らしたいような気もします。しかし、どうせ自分は自分だということに直面する気がするので、それなら自分のことをよく知っている人たちの助けを借りながら暮らせるほうがいいとも思います。

飲みが多い

留学から帰ってきたので会いたいと言われることがあったり、年度の区切りでもあったりで、飲み会が多いです。最近研究室周りの人とも打ち解けてきて、楽しい会も多いですが、胃がもたれています。消化器系に文句を言われない頻度は多分月に二回程度のようです。対策は特に思いつきません。お昼ご飯にゴキゲンなものを食べすぎないようにするくらいか。留学で食べ物にお金がかかるのに慣れたこともあって、お昼ご飯に1000円以上出すことに抵抗があまりありません。

暗くてすいません

普通にブログの一発目から暗くてすいません。昔読んだことですが、脳のネットワークはある歳までは複雑になっていくけれど、それ以降はよく使う経路以外がカットされて単純になっていくらしいです。*3僕の脳は悲しむ経路ばかりが強調されて他が減っていっているのかもしれません。年寄りは何でもかんでも自分の理論に当てはめて同じことばかり言うと思うこともありますが、僕もばかにできる立場ではなさそうです。

*1:ビタミンDが豊富です。

*2:みんなそうではないんでしょうが、これは多くの人の気持ちに備えられている機能のように思えます。理性とは矛盾するかもしれませんが、人に迷惑はかかりません。

*3:子ども科学読本みたいなものに書いてありました。

留学⑥

終わりました

今週の火曜日に帰国しました。バンザイ。既に結構友達に会っていて、今後の予定もあって、わが世の春です。なんだか年末のバタバタのどさくさに誘拐され、やっと帰してもらえた、ような気分です。今後仕事の都合で地元を離れる日が来るときには、もう少し仕事以外のものと折り合いをつけてから動きたいなと思いました。海外は全力で避けます。

物をなくしすぎではありませんか?

留学生活最後の週末に、最初で最後、泊りでオランダへ*1観光に行きました。出ていきなり宿舎の鍵をなくしました。感想としては「ハ?」です。そして行きの高速バスを逃しました。鍵を探していたとかではなくて、行先が全然違うと思って見送ったバスのどれかが乗るやつだったようです。でもポーランドの地名とかばっかり書いてあったと思うので未だに意味は不明です。半笑いで2万円くらい払い、新幹線で目的地へ向かいました。新幹線の方が速いので旅程に影響はありませんでした。

到着後、観光は普通に楽しみました。とにかく春の空気が快かったです。オランダ人は英語が得意すぎるので困った顔をしている観光客を助けるハードルが低いように感じました。オランダ語はいいんですか?くらい英語の会話が頻繁に聞こえました。夜、宿で改めて朝の体たらくを思い返して凹みましたが、夜だけでした。

翌日は海を見ました。大西洋を触ったことがある人間になりました。この日もとても気持ちのいい天気でした。公園の芝生で昼寝をしている人をたくさん見ました。無防備でいられるのは素晴らしいなと感じました。海外のしんどさの主な要因は常に何かしら緊張させられるところだと思います。治安に関する不安はその小さな一部分でしかないですが、それがないだけでもありがたいです。

帰りの方が乗り場が分かりやすく、予定通り高速バスで帰りました。そしてクレジットカードをなくしました。呆れました。この人は今後どうやって一人で生きていくんだろうと思いました。もっとも、その翌朝すぐ日本へ発つので、そのカードを止めるだけで済みました。*2夜番のバイト君はチョロいので、宿舎に入ることは無事でき、留学期間最後の夜を楽しみました。ニョッキを食べました。なくしたカードキーの代金を払えとかは言われませんでした。言われていたら詰んでいました。

そういえばあれはどうなったの

過去回で出てきた話を投げっぱなしにするのも忍びないです。留学期間の研究の進捗は、割といいんじゃないかと思っています。論文の原稿は自分でできる分はやり切りました。再投稿まで行っていませんがこれは先生待ちなので仕方ないです。

作曲をしているということでしたが、一曲は割と完成でいいんじゃないのくらいまで行きました。ただ歌詞をどうしようかなと思っています。多分僕は結構苦手な部類の作業な気がします。そういうの得意な人いないの?

 

ここまでで、留学投稿はおしまいになります。割と気分よく書けたように思うので、今後も2週間か3週間に一回くらいブログをやってもいいかなと思っています。

*1:かの有名なスケベニンゲンの地に泊まりました。

*2:乗り継ぎの空港を楽しめなくなったことくらいが損失です。

留学⑤

もう終わるぞ

あと一週間やれば帰れます。ここ二週間はそんなことばかり考えていて、生産性はあまりありませんでした。ずっと帰国した後に行く予定の場所を地図で眺めたり、昔の写真を見返したりしていました。

残り期間が長いうちはそんなに帰国後のことは考えなかったのに、もう帰れるとなると十倍早く帰りたくなるというのは、まるで主張が通りそうなときだけ大きい声で主張してくる奴みたいな感じがします。気持ちって不誠実というか合理的というか*1、にできてるよなと思いました。

ありがたい話なんだろうけど

そんなもう帰るぞ気分のある日、急に廊下で先生に呼び止められ、言われた話があります。急に研究費が入ったからそれを使って君の滞在を伸ばせるかもしれない、ということでした。イヤに決まってるだろと思いましたが、とりあえずニコニコしておきました。まあ他所の生徒に投資してもいいと思ってくれたということなので、ありがたい話だとは思います。

どうやら今回の滞在を伸ばすことに限らず、来年度にもう一度来るのもアリなようです。三ヶ月とかはしんどいなあ。正直同じ空間にいないとできないような共同研究じゃないと思うこともあり。結構ただ一人でパソコンに向かうだけの日も多かったし。

ただもし再来年度以降でもいいという話なら、ポスドクの研究計画に海外の人と共同研究のアテがありますと胸を張って書けるので、有利になるかもしれません。いやポスドクやりたいかっていうとあんまりなんだよなあ。

作曲をしていました

実は留学開始当初から、作曲をちょっとやってみています。断片は割とできるけどそれを一つにまとめるのが難しくて、帰国までに一曲完成するか際どいくらいの感じです。とはいえ中学生くらいのころに絵を描いてみようとしたときなどより遥かにうまくできていて、しつこくサークルで音楽をやってきた成果が出ているなあと思っています。

昔から曲にしろ、絵にしろ作品を生み出せる人に憧れがあって、そういうことができるようになる想像ばかりしていました。一方どうせやるなら少なくとも自分としては名作だなあと思えるものを生み出さないと意味ないと感じてしまうので、作業をエターナらせて*2しまっていました。

あとひとくだり分のいいアイデアがあれば完成なんだけどな。なんか浮かびますように。

 

[10/11週]

*1:うまい言い方が思いつきません。何となく正しそうな感じとかはまったく追い求めず、実利実利で行く感じです。擬人化すれば。

*2:言わないかこんな言葉。

留学④

時候の挨拶

関東に春の兆しが見えた報せに一週間ほど遅れて、この町にも暖かな日差しが届くようになりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。木の花やカササギもいっそう元気があるように見えます。

何をこんなにビビっているんだろう

自分ビビりすぎなんじゃないかということがちょくちょくあります。あんまり自覚していなかったんですが、研究している間廊下に足音が聞こえるだけで、この部屋に来て理解できない言語で話しかけられるんじゃないかとドキドキしています。同じ部屋の人が帰るときにシーユーを言われるのも緊張します。研究の都合上、書かないといけない原稿を年単位で待ってもらっているんですが、それをさらに待ってくださいというメールをしないといけない日があり、それに丸一日使いました。*1

不便だなあとは思いつつ、実際会話がうまく通じなかったり、自分の落ち度をとがめられたりなどするとけっこう傷つくので、妥当といえば妥当なのかもしれません。

これまで英語で押し通すのが気が引けるのでレストランに入ることはなかったんですが、今週末ようやく一回目のレストランに入りました。この記事を書き始めたのはそこの机です。

キッチン一難去ってまた一難

野菜と豚肉を素揚げにして、めんつゆで味をつける料理を作りました。僕は留学に来てから料理をするようになったので、基本的なことをわかっておらず、換気をせずにやっていたところ、煙探知機が鳴りました。煙が原因で鳴っているとその時は気づいていなかったので、とりあえず廊下に出て近くの部屋の人に火事じゃないよと言おうとしたところ、煙が廊下に流れて、廊下の煙感知器も鳴りました。全館で鳴っていたみたいです。受付まで階段をダッシュして、事情を説明し、助けてもらいました。そこで初めて窓を開けないといけないんだよと理解しました。

しばらくげんなりして、料理の続きをして、10時近くに完成しました。味は美味しかったです。

翌日、ビーフパイのパイ生地をジャガイモで代用したやつを作りました。初手、タマネギとセロリを炒めようとしたところ、IHコンロがボンと鳴り、少量の煙が上がり、点かなくなりました。受付で事情を説明し、助けてもらいました。コンセントに刺して使うポータブルIHコンロを貸してくれました。

受付の夜番の人は平日は毎日同じ人ですが、ずっと優しかったです。滞在期間は長くないのに色々起こるねえと言われました。修理はすぐ終わりました。

どうせやるであろうチェックリスト

☑宿舎の鍵をなくす

☐作った料理をまるまるひっくり返す

☑備品を壊す

☐手を切る・やけどする

 

今回は文句みたいなことばかりですいません。美術館は楽しいところでした。

 

[8/11週]

*1:返信はまだ来ていないので、Gmailの通知が来るたびにビクビクしないといけません。

留学③

友達と遊びました

前回言っていたやつで、たまたま同じ時期にヨーロッパにいる友達二人のところに行き、さらに僕の宿舎にも来てくれました。こんなに貴重なことはありません。友達と会って話すこと自体けっこう久しぶりだと思います。やっぱり楽しいものです。二人も楽しそうでよかったです。三日一緒にいたので温まった状態を保てたこともあると思いますが、僕の友達としてのパフォーマンスも悪くなかった気がします。とにかくムール貝が美味しかったです。僕の恋愛事情を心配されました。うるせー。

はっきり言ってみよう

二人は僕と違って自分の気持ちの正体が何であるか自分の中ではっきりさせておくタイプだなと思いました。それにつられる形で僕もはっきり書いてみます。

・料理をするとご飯が目の前に出てきた時のわーおいしそうの状態を何十分も続けられる形になるので、これは楽しいです。

・よく考えるとフランスという国への文句はそんなになく、単純に新しい環境・周りの人々(特に研究を指導される目線からの)に慣れていない*1ため、早く帰りたい気持ちになっていると思います。

本当かなあ。

美術館に行きました

翌週、すなわち昨日、ルーブル美術館ランス別館というところに行きました。いい感じの建物です。感想を書きます。

常設展*2は「時のギャラリー」という名前がついていて、大きな長四角の部屋にざっくり時系列順で美術作品が並んでいます。古代メソポタミアの壺から始まって、駅前にありそうな彫刻で終わります。紀元前部分が充実していて、考古学ファンとしては大喜びでした。といいつつ、一番お気に入りだったのはガラスと金細工のチェスセットでした。厨二心をくすぐります。オスマン朝のものだったかな?美術館側で推しているのは、アルチンボルドの「四季」のようです。確かに肉眼で見たらちょっと人に自慢したくなる絵です。

知ったような言い方でかなり嫌ですが、美術とその他のものづくりは分かちがたいものなのかもなあと思いながら眺めました。たくさん置いてあった器や家具はいかにもそういう話ですが、彫刻だって絵だって、それが欲しい人がいて、おそらく作ってくれよという話になって、今にいたるのでしょう。古代ローマのムキムキの人の彫刻とか、貴族の息子の可愛い姿の絵とかはいかにも偉い人が発注したんだろうなという感じがします。

一方もちろん(社会に広く)需要があるわけではなくて、もしかしたら自分しか存在してほしいと思わないかもしれないものを作るという行為も行われていて、アートといったらそういうものを思い浮かべるのが普通かもしれません。これは最近に主流になったことのようでいて、スサ*3の人が壺にいい感じの柄をつけているのも、個人的にやりたかっただけのことにも見えます。

こうやって抽象的にくくってみると、人間って何千年も変わらないんだなあというのが一つの感想です。一方で、だいたい同じようなことを繰り返しているのに、それに取り組む人が違うことでこんなに多彩な結果が生まれるんだということも思いました。僕の美術館の好きなところは、人間があまりに多様であるという事実の明るい面を見られるところなような気がします。本当かなあ。

 

[6/11週]やっと半分行ったよ。

*1:僕は数か月やそこらで慣れるのは無理そうです。

*2:特別展は九月までないみたい。

*3:エラムの都。メソポタミア文明インダス文明の真ん中で栄えた。以上言いたいだけ。